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2016.12.15

「模様の家」にお越し頂きました皆さま、ありがとうございました。

今回は生活空間の模様の在り方を実験的に試みる場となりました。
ゆらゆらと風に揺られる布、光が優しく差し込んで現れる模様の姿、中庭の木々が少しずつ紅葉していく様子、ゆっくりお茶する人たちの流れなど暮らしの場である町家だからこそ生まれる時間や現象と私たちの模様が反応し合う様子はとても気持ちよかったです。
私たちの暮らしが無地の壁紙やシンプルなインテリアに囲まれるようになった今、季節の移ろいと共存する町家の存在は豊かな暮らしのヒントになるのではないかと思っています。現代の営みに模様を取り込むことが自然の移ろいと私たちの日々をつなぎ合わせ、感性豊かな暮らしへと彩ってくれる。そんな模様の可能性を体感する試みとなりました。

展示は終了しましたが、カフェスペースに展開していた座布団カバーは引き続き使って頂けることになりましたので、もしお近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。

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